昨今、自動翻訳の技術がどんどん進化しており、翻訳や通訳といった仕事は近い将来AIにとってかわられる職業の筆頭として挙げられるようになりました。
したがって、「翻訳や通訳があるから英語はもう勉強しなくてもよい」と考える人が増えているのではないでしょうか。
そこで、今回は、英語を勉強することによって得られた個人的なメリットを述べようと思います。
簡単なわたしのプロフィールです。
理系大学院生
TOEIC900点台前半、IELTS6.5
長期留学経験なし
非帰国子女
では早速書いていきます。
世界の幅が広がる
個人的に考える一番大きなメリットはこれです。いくつかあるので順番に紹介します。
いろんなことに興味を持つようになる
わたしはオンライン英会話を大学1年生のときからしていますし、現在所属している研究室にも留学生がいるので、日常的に英語を話す機会があります。
英語がまったく話せなかった頃は、ずっと同じ先生を選んで英会話のレッスンを受けていましたが、最近では「どこにあるんだっけ?」という国出身の先生ばかりを選んで、初対面でもガンガン質問するようになりました。
さまざまな国の外国人に言語、文化、食べ物、観光地について質問したり、雑談をしたりすることによって、今まで興味のなかった国にも興味を持つようになりますし、外国人から見た日本を知ることによって日本について改めて考える機会も得られます。
得られる情報量が多い
また、英語は世界の公用語であるため、インターネットで同じことを検索しても、得られる情報量が違います。
2014年のデータなので少し古いですが、世界中のウェブサイトのうち、日本語で書かれたサイトがわずか3.4%であるのに対し、英語で書かれたサイトはなんと54.4%もあるそうです。
英語を読むことに抵抗がなくなるだけで、世界中の情報の過半数にアクセスできるようになる。情報社会の今、このメリットがいかに大きいかは説明するまでもないと思います。
職業や居住国などの選択肢の幅も広がる
そして、英語を勉強することは人生におけるあらゆる選択肢を増やすことにつながります。
たとえば、海外の大学や大学院に進学することもできます。(海外に進学することが必ずしも良いと言いたいわけではありません。)
また、日本ではない国に移住することを考えたときにも、英語力があることが大きくプラスに働くでしょう。
もっと身近な例で言えば、社会人にとって英語はビジネスチャンスを広げることになり得ます。
海外旅行のハードルがぐんとさがる
わたしが初めて海外旅行に行ったのは小学校低学年の時でした。その頃はまったくといっていいほど英語が分からなかったので、観光を楽しむどころではなかったのをよく覚えています。
でも、英語を話せるようになった今では、一人で海外旅行に行くことも平気になりました。空港や街で書いてある標識の英単語が分からなくて調べる……なんてこともありませんし、入国審査も余裕です。
なにか困ったことがあっても、自分の状況を正確に伝えられる英語力のおかげで、すぐに解決できます。
自信がつく
何か一つのことに対して時間と労力を注ぎ、自分のものにした経験は、大きな自信につながります。
英語をマスターするのに近道はありません。そんなに簡単にTOEICのスコアが伸びたり英語が急に話せるようになるわけがありません。
わたしも、TOEICやIELTSで思うようにスコアが伸びず、非常に苦しい時期がありました。覚えても覚えても知らない単語やイディオムがあることや、伸びている実感のまったくないリスニング力に、嫌気がさしそうになりました。
でも、そんな時期を乗り越えたからこそ、成功体験として深く刻まれていますし、つらいときに頑張る糧にもなっています。
まとめ
今回は、英語を勉強して得られたメリットについて個人的に考えてみました。
学部時代、多くの時間を英語の勉強に費やしてきましたが、こうしてみると得られたものは大きいように思います。
英語の勉強は何歳からでも始められます!これを読んで英語をもう一度勉強してみようかなと思ってくれる方がいればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント